2012年12月

Administration of conventional antihypertensive agents to severe preeclamsia patients is beneficial to fetus?

It is well known that conventional antihypertensive agents are not effective for
severe preeclamsia patients. However intra-uterine fetal death or interruption
of pregnancy by Cesarean section results in the decrease of blood pressure
of severe preeclamsia patients. Therefore obstetricians decide Cesarean
section irrespective of pregnancy weeks even if fetus is premature.


 Fetal oxygen is supplied from placenta. It is well known that fetus is exposed
to hypoxia and fetus increases angiotensin and vasopressin, both of them is
powerful vasoactive peptide hormone, in parallel with hypoxia in preeclampsia,
suggesting that fetus makes an effort to increase blood pressure in the
feto-placental unit. Placenta is essential organ of feto-placental unit. 
Placenta is attached maternal site to uterus and fetal oxygen is supplied from
maternal blood, the space between placenta and uterus (so called retro-placental
blood pool).

Fetal blood pressure is much lower than mother in addition blood pressure of
placental peripheral circulation is much more low than mother.

When conventional antihypertensive agents are administered to preeclamsia
patients, these agents easily move to the feto-placental unit and then they block
the fetal action to hypoxia, namely an effort to increase blood pressure.


If obstetricians consider the physiology of pregnancy above mentioned,
they hesitate to use conventional antihypertensive agents to severe
preeclamsia patients.

 

 

妊娠中毒症の治療に降圧剤は正しい治療法なのだろうか?


妊娠中毒症が重症化した状態での妊婦さんの高血圧は、一般的な降圧薬では、殆ど血圧をさげることはできません。


 
しかしながら、胎児が死亡、あるいは胎児を帝王切開で出産させるとお母さんの血圧は下がります。そのため、産婦人科医は、未熟児であっても胎児を出産させて妊娠中毒症に対処しています。

胎児は胎盤から酸素を得ていますが、お母さんが妊娠中毒症になると胎児は自分を守るため、血圧を上げて、子宮内の酸素不足に対応します。


胎盤は、基本的には胎児の臓器ですが、母体臓器である子宮に付着して、母体の血液から酸素などをもらい、また老廃物を母体側へ出します。

胎児の血圧は母体と比べはるかに低血圧で、胎盤の血管の血圧は更に低いのです。


母体に一般的な降圧薬が投与されると、降圧薬は母体のみならず、胎盤の血圧を下げてしまいます。このことは、妊娠中毒症が重症化した状態での胎児が、自らの血圧を上げて、子宮内の酸素不足に対応する努力を損なうと思われます。

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【妊娠中毒症⑤】「バランスの取れた生活を」妊婦の血圧を一定に保つ

前にもお話ししましたように、胎盤とは子宮の中の血液プールに浮かんだ島のようで、その島の中央に木(臍帯)が1本はえていて、その根からプールの“母体血”の中の栄養や酸素を吸い上げて、木の頂上の胎児へ送り込んでいます。

また、胎盤が浮いているプールの血液量は、その容器である子宮が収縮したり、プールへ注ぐ水道(動脈)の蛇口がひねられると減少します。蛇口をひねるものは、胎児がストレスに反応して過剰に作ってしまうホルモンである可能性をお話ししました。このプールに一定量の血液がたまっていることが、妊婦の血圧を一定に保つのに重要なことも話しました。

もし、あなたに妊娠中毒症の症状が出てきたら、まず第一にするべきことは安静です。心身ともに安静にすると、筋肉や他臓器へ流れていた血液が効率よく胎盤プールのほうへ流れるようになり、胎児への酵素や栄養分の供給がうまくいくようになります。


 胎児のストレスホルモンであるバゾプレシンは、子宮や動脈を収縮させ、胎盤の血液プールの貯血量を減少させます。私は、胎盤にはこれらのホルモンを破壊し、その作用を消失させる物質があることを考え、少し調べてみました。それは胎盤の酵素で、妊娠が順調であれば皆さんの血液の中に、その酵素が増えてきます。血液を少し採れば簡単にその酵素量が調べられます。私は、胎盤プールの状態を調べ、妊娠中毒症の予知を行う検査として、妊婦健診の時その酵素を測定しています。
 妊娠中毒症の予防の決め手になる方法はありません。定期健診をきちんと受け、ふだんから過労を避け、バランスのとれた日常生活を心がけることが大切だと思います。


ホームドクターすこやかに”愛知県医師会編 1993年9月1日毎日新聞社発行の分担執筆妊娠中毒症から編集

【妊娠中毒症④】「バランスのとれた生活を」症状がでてきたら

妊娠中毒症は、その原因が不明のため、病気そのものを治療する方法は現在のところありません。それぞれの症状(むくみ、高血圧、たんぱく尿)を抑える対症療法しかないので、予防が大切です。定期健診で早期発見し、症状が現れたら、早いうちにその悪化をくい止めることが肝心です。

ご自分で発見するように努めましょう。分かりやすいのは“むくみ”で、むくみがあれば向こうずねを指で押してみると、へこんだまま戻りません。また体重が1週間に500グラム以上増えたときはむくみがあると考えてください。

ところで、意外にも、妊娠が順調であれば、妊娠中期には皆さんの血圧は妊娠前期と比べて、下降することが多いようです。若年初妊の方の妊娠中期の血圧は、最高100110、最低6070がふつうです。一般的に高血圧とされるのは(妊娠中毒症も同じ)、最高140、最低90を境とします。一般の成人で最高120、最低80なら理想的とされますが、若年初妊の方で妊娠中期なら、この血圧はやや高めといえます。あなたの血圧が妊娠中期で降下すれば順調です。

健診で尿たんぱくが指摘されたら、要注意です。しかし、妊娠後期では“おりもの(帯下)”が増えます。検尿の時は、尿量が少ないと尿に帯下がまじって尿たんぱく要請、とされますから注意しましょう。また、出始めと終わりの尿は捨てて中間尿をとるように工夫しましょう。


ホームドクターすこやかに”愛知県医師会編 1993年9月1日毎日新聞社発行の分担執筆妊娠中毒症から編集

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