理事長挨拶
理事長が本を出版しました。
「妊娠中毒症と早産の最新ホルモン療法
-胎児は今の薬で安全か-」
昨年度の事業報告と来年度の予算が承認されました。
会員の方の体験談をお話しいただきながら、これからの活動について意見を交換しました。
参加してくださった会員の皆さまありがとうございました。
2013年03月
In 1975 winter I had a chance to try sex steroid treatment on severe preeclampsia. I was working at hospital in
Before sex steroid treatment at my clinic visit I explained to this patient that according to the conventional treatment such as antihypertensive agents and diuretics she may not get well. I proposed sex steroid treatment to this patient, which is completely different from the conventional treatment and explained about it precisely. After that she relied on me to treat her with sex steroids.
Later I have noticed that my colleague doctors said to her that she may die due to sex steroid treatment.
When I have intended to organize our NPO in last year, I have phoned to this patient (now she is 67 years old) and hoped her to attending to our NPO. Fortunately she and her female infant (now 38 years old and she has 2 healthy children) are active members of our NPO.
According to my experience with the treatment by sex steroids on two cases of severe preeclampsia, I could convince myself that sex steroid treatment is effective for alleviation on severe preeclampsia. However it is important to know that the sex steroid treatment has the limitation of its continued efficacy within 3 gestational weeks for treatment of severe preeclampsia. In addition, both serial measurements of P-LAP in pregnancy serum and strict observation with clinical symptoms such as blood pressure are essential for judging its limitation.
During my long experience as a clinician, including the time working as the chairman of the department of OB/GY, Nagoya University School of Medicine, it was hard for me that the significance of sex steroid treatment for severe preeclampsia is to be approved by my colleagues. Therefore there are a few severe preeclampsia patients who were treated by sex steroids.
I have treated both severe preeclampsia and preterm labor by sex steroids amounting around 20 cases until now. I would appreciate it if you would kindly check top page of our NPO (http: //www. p-lap.org/) concerning with natural hormonal therapy.
続いて1975年の冬、2例目のホルモン療法を試みる機会に恵まれました。私は、医局人事で静岡市の病院に勤務していました。その病院に当時29歳の重症妊娠中毒症の妊婦と出会いました。前回の妊娠時も重症妊娠高血圧症で苦しんだと聞きました。
・・・続きは会員限定です。
また、理事長の著書「妊娠中毒症と早産の最新ホルモン治療」には、今回の記事の内容が詳しく書いてあります。ぜひ一度ご覧下さい。
アマゾンからお買い求めいただけます。
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PLAPの会の皆様、そしてこのホームページをご覧の皆様、本NPOは皆様のご支援で満1年目を迎えることができました。 そして本年3月6日、女性健康週間にNPO総会を開催し、会員の方々をはじめ製薬関係企業代表の方々、本会理事の方々もお忙しい中ご参加を賜りました。皆様方に厚くお礼申し上げます。
さらに本年は新しい政権が発足し、日本と世界の経済が好転し私たちの生活に安心と希望がさらにみなぎるようになっていくことを期待しています。
昨年までの私どものNPO法人の活動は、お産とお産の薬についての情報提供をホームページを介して行ってまいりました。これに伴って、私どものホームページを一新し、より見やすくすると同時に外国の方々も閲覧できるようにいたしました。
会員数は外国の先生も含めてゆっくりしたペースで増え、法人会員様も1社参加していただきました。また、講演会もダイヤビル内で働く方々を対象に行い、多数参加していただきました。
昨年の目標であった「妊娠中毒症と早産の最新ホルモン療法」と題した本がNPO総会に合わせて出版いたしました。NPO理事の南 龍寿氏が2年近く費やして原稿の執筆をサポート頂いたお陰です。心から感謝申し上げます。私どもの「安全・安心なお産薬」の考え方を広く一般へ伝達していくために、今後はできるだけ広く読者の方々へご提供していきたいと考えております。なおこの本は、アマゾンを通じて購入いただけます。たいへん読み易いばかりでなく、今の産科医療の重要な問題点を私なりに提起し解決法を示した力作と自負しております。
NPOの3つの目的、つまり、1)妊娠高血圧症候群と早産の知識の普及、2)女性ホルモン療法による妊娠高血圧症候群と早産の治療の普及、3)胎盤酵素の製剤化への環境作り、については、とくに1番目と2番目の目標は昨年から引き続いて活動を行い、本の出版に加えて、治療についての小冊子を作りました。さまざまな医療に従事されている方々を通じてこれを普及していきたいと思います。一番ハードルが高く難しい3番目の目標については、時間はかかりますが地道に継続して訴えていくしか方法はないと考えております。
「お産の安全性」に関する認識と啓蒙は日本の将来にとってもたいへん重要なものですから、産科医師として私自身のライフワークとして今後も全力で取り組んでいきたいと思います。
3月上旬に”妊娠中毒症と早産の最新ホルモン療法-胎児は今の薬で安全か?―“が静岡学術出版社から教養新書として発刊されました。
私どものNPOでは、一昨年からNPOの主たる目的である問題を中心にした、啓蒙書の発刊の準備を重ねてきました。その内容の一端をご紹介します:
早産と妊娠中毒症は、幸せなはずの家族を一転、奈落に突き落すかもしれない恐ろしい病気です。
しかしその原因は未だ不明で根本的な治療法もなく、母子ともに負担のかかる薬がやむを得ず対症療法的に使用されている状態です。
筆者はそんな状況を何とかしたいと模索するうち、女性ホルモン、あるいは胎盤酵素を使用すれば、はるかに安全な治療ができることが分かり、臨床の 現場でホルモン療法に取り組んでいます。
少子化が深刻化し、未熟児が増えている今、改めて従来の薬の危険性を訴え、より安全なホルモン療法、酵素治療薬について考えていただきたいと思い ます。
購入はアマゾンから可能です。
”妊娠中毒症と早産の最新ホルモン療法-胎児は今の薬で安全か?―“