2013年04月

ドクター水谷のお産講座 NO7

今回は産科のお薬について書いてみました。読者の皆さんは日本で使われているお薬はいったいどれぐらいあるかご存知でしょうか?



・・・続きは会員限定です。
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忙しすぎる外科医

忙し過ぎる勤務環境が、事故やインシデント(ヒヤリ・ハット)を招く-。外科医の8割余りが医療事故やインシデントの原因が「過労・多忙」にあると考えていることが、日本外科学会のアンケートで分かった。



パソコンを開いて調べものをしていたら、そういう内容の記事が目に入りました。日本外科学会は昨年の1030日から1210日にかけて、全会員にメールを送ってアンケートを実施したようです。



有効回答者は8316人と書かれていますが、学会に入会している会員数が見当たらないので、どの程度の有効回答率か不明なのが少し残念です。



としても、外科を標榜する医師10人のうち8人を超える医師が、過労や多忙が医療事故やインシデントの原因と考えているのは尋常ではありません。さらに最近12年で当直明けに手術に参加した経験を尋ねた質問では、7割を超える外科医が参加したと答えています。同様の調査は前年の2011年にも実施されており、2.1ポイントも増えたそうです。



こき使われて疲労が貯まっているのに手術をする、いや手術をせざるを得ない。そんな環境に外科医は追い込まれている、と外科学会は訴えたいのでしょうか。



さて、私たち産婦人科医も外科です。お産は「病気」じゃないので、産婦人科医=外科医と直ちに連想する方は少数派でしょう。正直、妊婦さんが正常分娩なら外科医の要素はほとんどありません。



ところが、妊婦さんの子宮が収縮し始めて切迫早産になったりしたら、外科医になる覚悟をします。赤ちゃんは、1日でも、1時間でも長くお母さんのお腹の中にいた方が良いので、子宮が開かないように手を尽くします。それがかなわず、赤ちゃんを取り出さざるを得ないケースも少なくありません。

その場合、最も一般的な方法は帝王切開でしょう。英語では「cesarean section(シーザリアン セクション)」と呼ばれます。ローマ帝国のディクタトール(独裁者の意)になったユリウス・シーザーが、帝王切開で生まれたとされることから、そう呼ばれるそうです。



まず妊婦さんのお腹を開いて、次に子宮を開いて赤ちゃんを取り出します。

赤ちゃんを傷つけたら元も子もないので、文字通り迅速かつ慎重な手術です。



ここで日本外科学会のアンケートに話を戻します。アンケートでは医療事故やインシデントの原因として、「過労・多忙」以外に、「スタッフとのコミュニケーション不足」や「知識・勉強不足」、「技術の未熟」を挙げた外科医が、それぞれ67.1%、59.4%、53.4%もあるのがとても気になります。



外科医の6割近くが「知識・勉強不足」のままメスを握り、半数以上が「未熟な技術」で執刀しているのでしょうか。アンケート結果の公表は、外科医不足を理解してもらい、人数を増やしたいという学会の“思惑”があるのかも知れません。



ただ何も知らずに手術台に上らざるを得なくなった患者さんたちが、この記事を読んだら、どう考えるでしょうか。アンケートは、予め書かれた回答を複数回答する方法で実施されたようですが、あまりに安易な方法ではないでしょうか。ここは、忙しくても自書式にして答えてもらった方が、回答者も考えながら書くでしょう。選択肢をたくさん並べて置いて、複数の回答でも結構です、という質問の方法では外科医の真意は計れないと思います。皆さんは、どう思われますか。


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 

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