PLAPの会の皆様、そしてこのホームページをご覧の皆様、本NPOは皆様のご支援で満1年目を迎えることができました。 そして本年3月6日、女性健康週間にNPO総会を開催し、会員の方々をはじめ製薬関係企業代表の方々、本会理事の方々もお忙しい中ご参加を賜りました。皆様方に厚くお礼申し上げます。

さらに本年は新しい政権が発足し、日本と世界の経済が好転し私たちの生活に安心と希望がさらにみなぎるようになっていくことを期待しています。

 

昨年までの私どものNPO法人の活動は、お産とお産の薬についての情報提供をホームページを介して行ってまいりました。これに伴って、私どものホームページを一新し、より見やすくすると同時に外国の方々も閲覧できるようにいたしました。

会員数は外国の先生も含めてゆっくりしたペースで増え、法人会員様も1社参加していただきました。また、講演会もダイヤビル内で働く方々を対象に行い、多数参加していただきました。

 

昨年の目標であった「妊娠中毒症と早産の最新ホルモン療法」と題した本がNPO総会に合わせて出版いたしました。NPO理事の南 龍寿氏が2年近く費やして原稿の執筆をサポート頂いたお陰です。心から感謝申し上げます。私どもの「安全・安心なお産薬」の考え方を広く一般へ伝達していくために、今後はできるだけ広く読者の方々へご提供していきたいと考えております。なおこの本は、アマゾンを通じて購入いただけます。たいへん読み易いばかりでなく、今の産科医療の重要な問題点を私なりに提起し解決法を示した力作と自負しております。

 

 

NPOの3つの目的、つまり、1)妊娠高血圧症候群と早産の知識の普及、2)女性ホルモン療法による妊娠高血圧症候群と早産の治療の普及、3)胎盤酵素の製剤化への環境作り、については、とくに1番目と2番目の目標は昨年から引き続いて活動を行い、本の出版に加えて、治療についての小冊子を作りました。さまざまな医療に従事されている方々を通じてこれを普及していきたいと思います。一番ハードルが高く難しい3番目の目標については、時間はかかりますが地道に継続して訴えていくしか方法はないと考えております。

 

「お産の安全性」に関する認識と啓蒙は日本の将来にとってもたいへん重要なものですから、産科医師として私自身のライフワークとして今後も全力で取り組んでいきたいと思います。

 

今回のお産講座はNPO活動のオーバービューで紙面を取ってしまいましたが、最後に海外の情報から一つご紹介します。

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