私どものNPOは、理事長のダイヤビルレディーズクリニック院長水谷先生のネットワークを生かして、日本国内だけではなく海外から、情報提供や当NPOの活動に関する助言をいただいております。

アメリカ合衆国ボストンに拠点があるロヨラ大学(Loyola)は世界でも有数の産科・婦人科の主導的立場にある研究機関です。ロヨラ大学産婦人科学部門の名誉教授、ロバート・ミッテンドルフ先生は当NPOの名誉会員で、理事長とも親交が深く、今回理事長がご執筆しました医学論文(近日刊行)に対して賛同され激励のお言葉をいただきました。

 

Dear Shigehiko,
In regard to matters dear to our hearts, congratulations on the acceptance, and upcoming publication, of your manuscript. As you may already know, the U.S. Food and Drug Administration (FDA) recently recommended against prolonged use of magnesium sulfate to stop pre-term labor due to bone changes in exposed babies.

With best regards for many further successes, Bob Mittendorf


Robert Mittendorf, MD, DrPH
Professor, Emeritus
Loyola University
Chicago

2013Augustrd 3ed

 

「(水谷)栄彦先生、

このたびは貴殿の論文が国際医学誌に掲載されることになり心よりお祝い申し上げます。すでにご存知と思いますが、米国医薬食品局(FDA;日本の厚生労働省に当たるもの)は最近、早産の予防のための長期間のマグネシウム製剤の使用を原則禁止する声明を発表しました。これは胎児の骨の発育に障害を及ぼす恐れのあることがわかったためです。

今後のご発展とご成功をお祈りいたします。

ボブ・ミッテンドルフ ロヨラ大学名誉教授、シカゴ アメリカ合衆国」

201383

 

私どもNPOでは以前からマグネシウム製剤の胎児に対する危険性を訴えてきました。すでにドイツでは長期の使用は禁止されていましたが、今回米国でも問題視されたことから、これらの胎盤通過性の危険な薬物の替わりにより安全な薬剤の開発に向けての機運が進んでいくことを期待しています。HIVのときにも経験したように、長期間にわたって危険性が浸透していくことは当初はなかなか理解されにくく、対策が遅れがちになります。マグネシウム製剤は、妊娠高血圧症でたびたび起る母体の痙攣発作、すなわち()(かん)、のときの一時的な対症療法としては有効ですが、長い間投与し続けると母体だけでなく、胎児にたいへん危険な影響があることが報告されています。これを機に日本国内でもその認識が高まり安全な治療薬の啓発に向けての活動が大きく進展することを願っています。

 

 

私どもNPO「妊娠高血圧と切迫早産の退治と母体を守る会」ではホームページからの情報発信のほか書籍も販売しております。ぜひご参考にしていただければ幸いです。

 

「妊娠中毒症と早産の最新ホルモン療法」水谷栄彦編著 南龍寿著 静岡学術出版 \800-