▽私たちのNPOは、切迫早産の妊婦にウテメリン(リトドリン塩酸塩)などを大量投与すると、胎児に精神障害が発生する確率が高くなることを再三警告して参りました。それと同様のことを、医療・健康情報を提供する米国の『HealthDay News』が226日に報じました。次のような内容です。



▽超早産で生まれた人は、30代になっても不安障害やその他の精神健康上の問題を抱えるリスクが高いことが、

新たな研究で示唆された。また、出生前にステロイド投与を受けた人では特にリスクが高いことも判明した。



▽早産の危険のある妊婦には、胎児の肺の発達を促し、合併症リスクを低減するために副腎皮質ステロイドが投与されることが世界で広く行われている。従って、これは臨床上極めて重大な問題提起です。



▽カナダ・マックマスター大学のRyan Van Lieshout准教授らのチームは、19771982年に「超低体重」(1000g未満)で生まれた成人84人の問診を行い、正常体重で生まれた同年齢の成人90人と比較した。その結果、早産群では不安障害、うつ、または、注意欠陥多動性障害(ADHD)の比率が2倍以上であることが判明した。特に出生前ステロイド投与を受けた人はリスクが高く、例えば社会恐怖症リスクは6倍、ADHDリスクは10倍であったと報告しています。



▽研究の成果は、『Pediatrics(米国小児学会誌)』の2月9日オンライン版に掲載されました。しかし84人のうちADHD10人で、社会恐怖症もほぼ同数。「相対リスクでみると高いものの、このような問題が必ず起こるわけではない」とVan Lieshout氏は話しています。



▽さらにVan Lieshout氏は「ステロイドが関連する理由は不明だが、胎盤を通過するため、胎児の脳に影響を及ぼす可能性はある。しかし一方で早産の危険性のある母親にとってステロイド投与は極めて重要なことが分かっており、今回の知見を理由にステロイドを避けるべきではない」と付け加えています。



▽このVan Lieshout氏の指摘を待つまでもなく、私たちのNPOは胎盤を通過しない安全な胎盤酵素剤の早期開発を提案しています。分子の大きな薬だと、胎盤を通過せず、胎児に悪影響を及ぼすことは一切ありません。是非、みなさんのご協力をお願い致します。



▽次のURLをクリックしてください。胎盤を通過する薬剤の危険性を指摘しています。

http://livedoor.blogcms.jp/blog/plap/article/edit?id=40562183  http://livedoor.blogcms.jp/blog/plap/article/edit?id=36437887  http://livedoor.blogcms.jp/blog/plap/article/edit?id=28814169  http://livedoor.blogcms.jp/blog/plap/article/edit?id=33615345  http://livedoor.blogcms.jp/blog/plap/article/edit?id=33738361  http://livedoor.blogcms.jp/blog/plap/article/edit?id=14319958